波田なブログ

肌荒れ,ニキビ,乾燥肌,皮膚炎,脂性肌,酒さ,脂漏性皮膚炎に悩む日々。奮闘記です。

肌荒れで通った皮膚科

こんにちは!波田です。

 

肌荒れに悩まされてからかれこれ10件程皮膚科には通ったのですが、その中で思ったことや出された治療方針についてなどを書こうと思います。

 

目次

  1. 皮膚科①〜ニキビ治療
  2. 皮膚科②〜とりあえずステロイド
  3. 皮膚科③〜治したいならケミカルピーリング
  4. 皮膚科④〜脂漏性皮膚炎
  5. 皮膚科⑤〜抗生剤からのやたら漢方
  6. 皮膚科⑥〜膠原病かもしれないね?
  7. 皮膚科⑦〜希望する薬をほぼ出してくれる
  8. 皮膚科⑧〜検査をしっかりしてくれる
  9. 皮膚科⑨〜酒さの標準治療
  10. 番外編〜同じ医療機関でも

 

 ☟☟

 

皮膚科①〜ニキビ治療

1軒だけじゃなく複数軒あったのがこのパターンの皮膚科。

診察で肌を見たときに赤みや湿疹があろうと、ニキビが併発しているだけで

「ニキビ治療薬出しときますね〜」で終了。

処方される薬は塗り薬だとダラシン、ディフェリン、デュアック、ベピオなどでした。

(飲み薬でミノマイシンやビブラマイシンといった処方を併用するお医者さんも何度かありました。)

結果、ニキビに塗る→治る→新しい場所にニキビができる→塗る→前できていた場所にまたできる→塗る といういたちごっこになり、薬が効いているのか、効いてるけど自分のニキビ生産力が強いのか、そんなに効いてないのかわからず、根本的な治療になっていない感を痛感しました。泣

 

皮膚科②〜とりあえずステロイド

これはニキビ治療薬で治療をしていた頃と同時期に行った病院ですが、診察で肌を見せると、

「慢性的な炎症になっちゃってるね〜。ステロイド出すのでこれで抑えて様子見しましょう」

と言われステロイドのロコイドと保湿剤のヒルドイドを処方されました。

ステロイドと聞くと、中途半端に塗って酒さ様皮膚炎になってしまう方が多くいるので不安でしたが、

「マイルドクラスではそんな副作用ないですよ」ときっぱり。

指示に従って塗りましたが、最初の数日は少し炎症が治まったもののそれ以降赤みが盛り返し、以前と変わらない赤みが続きました。

 

皮膚科③〜治したいならケミカルピーリング

地元の皮膚科に、ケミカルピーリング推しの皮膚科がありました。

診察で肌を見せると、「ニキビとニキビ跡と赤みがあるね~。」といわれ、「何の薬使ってたの?」と聞かれ、これまでに使用したことのある薬と期間を伝えると、

「別のニキビ治療薬を試してみてもいいけど、本気で早くきれいに治したいならケミカルピーリングっていうのがあるんだけど。」と言われました。

1回1万円、2週間間隔で合計6回やりました。

結果、「良くなったよな?な、、?ほら、こことかもうちょっと赤かった気するもん!ちょっとは効果あったな、、!な、、、。」

悲しい。。。

けどこの治療すごくて、施術が終わった後の数日間 、まぁー皮が剥けるむける。

ターンオーバーの神!みたいな治療でしたが、肌が薄くなる感覚があり、治療している期間にも新規ニキビができたりして、自分の場合、皮膚が生まれ変わってるとは思うがそこに新しいニキビもできちゃう、、といった現象でした。

個人的には、「ニキビができない / できにくいが、ニキビ跡が酷い」といった方にはもってこいな治療なのでは?と思いました。

 

皮膚科④〜脂漏性皮膚炎

皮膚科へ行くと大抵ニキビやニキビ跡と言われてニキビ治療薬や保湿剤を出そうとされることが多いのですが、こちらの皮膚科の先生からは

「皮脂が多いし、脂漏性皮膚炎の疑いもあるかもしれないですね~。」と言われました。

脂漏性皮膚炎とは、皮脂の過剰分泌により皮膚の常在菌であるマラセチアという菌が過剰に繁殖し、炎症を引き起こしてしまうという皮膚炎です。

菌の増殖を抑えるため、抗真菌薬の「ケトコナゾール(ニゾラール)」という塗り薬を処方され、塗るようにしましたが、全く良くならず。。

ネットで脂漏性皮膚炎の所見や罹患する原因、治療レポなどを多数見ましたが、症状の幅が広いです。

かさついて炎症する方もいればギトギトで炎症している方もいて、治療法もこのケトコナゾールを塗っていたり、肌断食をして治療していたりと、色々な記事が散見されました。

難治性といわれる皮膚炎になると、中々治らないだけあって、セルフケアを含め、治療法が乱立しているなぁと思いました。

また、ひとつ肌荒れニキビで同じ症状でかかっているのに行く病院によって異なる診断をされることがあるので、ネット上に「○○皮膚炎です!」と写真を載せたりしていても、実はそうではないケースもあるのではないかと、常に思っておくことも大切だなと思いました。

 

皮膚科⑤〜抗生剤からのやたら漢方

漢方をすごく勧められる皮膚科もありました。

最初は、炎症をまず抑えましょう。ということで、抗生剤を処方され、2か月程度「ミノマイシン」を朝晩100㎎飲みました。(100㎎は結構な多量なので、効きます。が、これだけ飲むと副作用も強く、自分の場合最初の1週間くらいはめまいが起きました。人によっては下痢になってしまう方も多いようです。)

良くなってきたところで、「漢方に変えましょう」とのこと。

抗生剤は飲み続けると体にあまりよくないので、長く飲み続けても体に良いとされる漢方で、体内の毒素を排出する十味敗毒湯という漢方薬に切り替わりました。

すると、だんだんと肌荒れが復活。。漢方の種類を変えてもダメ。。

ミノマイシンに戻すとまた肌荒れが改善する。けれども、体に良くない。。

 

持論ですが、病的な肌荒れに漢方は効き目が弱いなと感じています。

食生活にアプローチし、しっかり中から整えるという治療方針をすることに併せて漢方を導入するなら相乗効果があるかもしれませんが、皮膚科的治療をするだけのときに漢方を飲むだけでは、あまり効果がないのではと思っています。

皮膚科⑥〜膠原病かもしれないね?

1軒だけ、膠原病を疑われた皮膚科がありました。

膠原病とは、「体の中で、皮膚や筋肉などの自分の体の組織に対して攻撃してしまう自己抗体というものがなぜか作られ、その反応により炎症や組織障害が起きてしまう」という難病です。

その難病のなかで、「蝶形紅斑」という、顔に出てしまう一種の症状があり、私の顔の赤みが蝶形紅斑の特徴に似ているように見えると言われ、膠原病検査をすることになりました。

蝶形紅斑とは、鼻を蝶の胴体とし、顔の赤み部分が両頬にかけて蝶の羽のように広がっていることをいいます。

こんなことを言われると、「えっ、難病、、?自分が?」とか「こんなに治らないんだもん。難病患ってたって方がしっくりくるわ」とか、いろいろ考えました。

しかし、検査結果は陰性でした。

 

そして、陰性だったとわかると、「ステロイド出しとくね~。」といって軟膏を処方されました。

見立てが違ったその後わい!!と思いましたね。。

とりあえずでステロイドを処方する先生には要注意です。

 

皮膚科⑦〜希望する薬をほぼ出してくれる

通った皮膚科の中に、自分が希望した薬を可能な限り処方してくれる先生がいました。

その先生はとても性格的に優しい先生で、自分が勧めたい治療薬も患者のお伺いをたててから決定して処方し、患者が「その薬とかはちょっと、」というと「じゃあ他にこういう薬とかどうでしょうか?」と説明付きで提案してくれたり、こちらから「自分で皮膚炎について調べていてこういう薬を試してみたくて」と言うと、「いいかもしれないですね。一本出してみましょうか?」と言って処方してくれたりと、とても皮膚難治自己調べ界隈にはありがたい先生でした。(皮膚難治自己調べ界隈って何だ)

ただ、私の皮膚炎はいろいろ試しても本当に治りがたく、薬に慣れて改善がうちどまりしたり、良くなってもすぐにちょっとした変化で悪化してぶり返したりするので、うまく完治や寛解の維持ができませんでした。

自分でたくさん知識をつけて新しい治療を試してみたいという方は、海外通販で薬を買ったりする手段がありますが、こういう先生を見つけておくと、一応医師の観察の下でいろいろな薬に挑戦できるので、「自己治療だけじゃ怖いけど新しい薬を使ってみたい、、!」という方にはおすすめだと思います。

 

皮膚科⑧〜検査をしっかりしてくれる

科学的に検査をしっかり行ってくれる皮膚科もありました。

初診でしてもらえることが多いと思うのですが、治りにくいまたは重度な炎症が起きているときには、「アレルギー反応」や「マラセチア菌(皮膚常在菌)の増殖」や「顔ダニの増殖」が起きている場合があるとのことで、採血、顕微鏡検査でそれらではないか調べてくれました。

結果、どれも陰性でした。

ホッとした半面、どれかが陽性だったら治療に明確な方針が出てよかったんじゃないか!?と思い、なんとも言えない気持ちになりました。

そして、その後の処方は、ステロイドが効かなかったと伝えると、非ステロイドの「亜鉛華軟膏」という塗り薬を処方してもらいましたが、あまり効果はなく、治療がうまく進みませんでした。

 

皮膚科⑨〜酒さの標準治療

こちらは、現在通っている皮膚科です。

ホームページが充実していて、先生がホームページ上で文献を公開していたり、様々な治療例を写真付きで処方内容含め詳しく紹介したりしていました。

こういう皮膚科は個人的に期待値が高いなぁと思っています。

ただ、通ってみてて思うこととして、治療実績があるから故に、示された治療方針や処方に後ろ向きになっていてもゴリ押しされるといいますか、自分で調べた知識やこの薬試してみたいんです。と伝えたら対応悪くなるとか、そういう側面がありがちかもしれません。

私も、この薬はすでに試したことあるんですけど、塗ったらすごい逆に荒れてしまって、怖いのであまり使いたくないです。と伝えたときに、「その薬は副作用で荒れることは絶対ないよ。タイミングとか別の原因で荒れちゃってるだけだと思うから大丈夫」とねじ伏せられたことがありました。笑

でも、いろいろな学会的な知識を常に取り入れていたり、院長自身が過去にアトピーで悩んでいたことがあったので気持ちをすごく理解してくれたりして、良い病院だなと思っています。

「酒さ」と診断されたのもここ含めて2軒の皮膚科だけですが、こちらでは写真を診察のたびに撮影してくれて、薬と治療経過の記録を真剣に診てくれているので、現在も通っています。

こちらで主に処方されている薬は酒さ治療薬の「メトロニダゾール」と、炎症がひどいときのみの「プロトピック」です。プロトピックは自分がお願いして出してもらいました。

現在の皮膚科での治療経過はまた後日別で書こうかなと思っていますが、基本的にはこれらの薬には助けられました。

 

番外編〜同じ医療機関でも

番外編として、同じ皮膚科に通い続けていても、皮膚科って混むんですよね~。何十人待ちとか。

その中で、診察医が2診制だったり交代で医師が変わったりすることがあります。

基本的には同じ先生が治療してくれると思いますが、混んでいる時だと違う先生に回されたり、また先生がたまたま休みの日だと有無をいわさず別の先生の診察になる場合があります。

個人的には、皮膚科ってまず忙しいので、別の先生は単発メンタルでカルテを簡単に読んだだけでテキトーな処方となってしまうことが多いと思います。

ただ、毎回同じ処方で継続している場合とかだと、ただ同じ薬を出すだけということでほぼノールックでしてくれるので、そういうフェーズのときなら気にしなくてもいいかもしれません。